皆さんこんにちは(笑)
元海上自衛隊で、現在サラリーマンのPurinです(笑)
最近、初任給30万円越え!とういうニュースが話題になっています。
これだけ聞くと、若者もにとって明るい未来が見えるように感じます。でも果たして、それは本当なのでしょか?
わたくしPurinは、経済や社会のことを”物理”や”航空”という視点で理解しようとしています。
今回は、「初任給引き上げは=若者の推進力になるのか」を”物理”の視点で見ていきたいと思います。
1.初任給アップ=位置エネルギーの上昇
初任給30万円というのは、いわば“高台にある出発点”です。物理で言えば、位置エネルギーが高い状態。高い場所にいれば、それだけ大きなエネルギーを持っているように見える。
でも、それって本当に飛べるエネルギーになるのか? というのが今回の焦点です。
2.実質的な損失=摩擦や熱損失の大きさ
ここで重要になるのが、社会における“摩擦”です。
- 税金
- 社会保険料
- 物価の上昇
- 家賃の高騰
- 電気や燃料価格の上昇
これらは、物理で言えば“摩擦係数”や“熱損失”に当たります。つまり、位置エネルギー(初任給)のうち、実際に使えるエネルギー(運動エネルギー)に変換される部分が小さくなってしまうんです。
若者にとって自由に使えるお金、つまり“運動エネルギー”はどんどん奪われていく。
3.バブル時代は”摩擦の少ない時代”だった
一方、バブル時代はどうだったのか?
- 消費税がなかった(もしくは低かった)
- 社会保険料の比重が今ほど高くなかった
- 給料と物価のバランスが取れていた
これらの条件は、物理でいえば“摩擦係数が小さい”状態。だからこそ、当時の若者は比較的少ないエネルギーでも大きく飛ぶことができたわけです。
4.今の社会で”飛ぶ”ために必要なエネルギー量
今の社会は摩擦係数が高すぎる。つまり、実質エネルギー(手取り)は少なく、自由に飛び回るにはそれなりの推進力=給与が必要。
僕の感覚では、初任給40万円くらいが必要だと思っています。ようやくそれで“バブル並みの運動エネルギー”を持てるんじゃないかと。
5.まとめ
1.初任給アップ=位置エネルギーの上昇
2.実質的な損失=摩擦や熱損失の大きさ
3.バブル時代は”摩擦の少ない時代”だった
4.今の社会で”飛ぶ”ために必要なエネルギー量
を記述させていただきました。
「給料上がった=ハッピー」ではなく、「給料上がって、どれだけ飛べるか?」という視点で社会を見るのは、物理好きの僕にとってとても自然なことです。
皆さんの“今の推進力”はどうでしょうか? 飛べていますか? それとも、まだ滑走路を走っている最中ですか?