私は、現在、食品関係の会社で働いています。
サステナビリティや産学連携、事務作業、新規事業にに関することなど様々な業務に携わっています。
今回は、産学連携の業務で秘密保持契約の締結をすることで私はひどく頭を抱えていました。
状況を説明すると、
弊社をA社、B大学、C大学、D法人A、B、C、Dの4者で産学連携をしています。
この研究に、ある日、E社が加入することになりました。このE社を紹介したのはB大学でございまして、A社がE社と秘密保持契約を締結するみたいな流れになりました。
とりあえず、A社で契約締結のために、手続きをしていましたが、上司から
「稟議書に添付されている研究の資料がダメだと。これでは、経営層に説明が不十分だと。。」
そのせいか、E社と締結する予定だった日程から大幅にずれてしまい、半年がたってしまいました。
E社はA社の我々と秘密保持契約の締結があまりにも遅いため、B大学と締結を進めていきたいとメールが来た。
わたくしは、
「それは、それで、締結大丈夫ですよ」返事。
E社から
「今後のA社との取り組みに向けて、秘密保持契約を締結する必要がある思うのですが、こちら待った方がよろしいでしょうか?」と。
その返事には、何も返していません。
そして、近日に、この産学連携の共同研究にE社が加入することについて、5者で打合せをします。
間違いなく、E社から
「秘密保持契約を締結する気があるのか」を聞かれますし、A社はどうしていきたいのか聞かれるのは、間違いないです。
わたくしは、担当者として、この打合せに向けて、なんて回答すればいいのかわかず、頭を抱えていました。
周りの人から見たら、なんで秘密保持契約ごときで悩んでいるのかと、思う人も多いかもしれませんが、半年も契約締結の話を放置していた立場でございましたので、すごく頭を抱えていました。
これ以上は、自分では解決できないと判断して、勇気出して、上司に相談しました。
そしたら、上司は、
「B大学がE社と秘密保持契約締結するときに、A社、C大学、D法人の5者いっぺんに締結しちゃえば(笑)」
と、、、、、、
それを聞いて、ものすごくスッキリしました。なんであんなに悩んでいたのかわかりませんでした。
私の上司は、なんでこうも物事をシンプルに捉えられるのか不思議で仕方ありませんでした。
このように、シンプルに捉えること、本質を見抜く能力があるのかないかで、仕事や日々の生活の見かたが変わってくるのではないかと、考えさせられた瞬間でありました。