皆さんこんにちは(笑)
元海上自衛隊の航空学生 現在普通のサラリーマンのPurinです(笑)
人生はまるで空を飛ぶ航法のようなもの。進む方向が見えなくなったとき、航空機の航法がヒントになります。航空の世界には「航法の3要素」という考え方があります。
それが、
- 機位の把握(自分が今どこにいるか)
- 針路の決定(どこへ向かうか)
- 到着予定時刻の算出(いつ着くか)
この3つです。
そこで、今回は、”人生の航法の3要素”について、わたくしPurinの視点で、自由に記述していきたいと思います。
1.機位の把握=今の自分を知る
人生が迷子になるとき、ほとんどは「今の自分がどこにいるのか分からない」状態です。仕事や人間関係、やりがい、自己評価……地図はあるけど、現在地が分からない。これでは、目的地に向かって進めません。
航法では、まず「自機の位置」を正確に知ることが何よりも大切です。
人生も同じ。まずは、「自分が今、どんな状況にいて、何を感じているのか」「得意なこと・苦手なこと」「何ができて、何に困っているのか」など、自分という存在の“現在地”を見つめ直すことから始めるべきです。
2.針路の決定=どこへ向かうのかを決める
針路とは、進む方向です。飛行機は、目的地がなければ飛びません。むしろ危険です。たとえ完璧な燃料計画があっても、針路がなければ意味がないのです。
人生も同じ。「どんな自分になりたいのか」「何を成し遂げたいのか」「どうありたいのか」。針路の決定は、ゴールを設定することだけでなく、自分の“向かいたい方角”を見つけることです。
小さな目的でいい。明日ちょっと笑っていられるとか、週末に気持ちが落ち着くように過ごすとか。それがないまま毎日を飛んでいると、無意識に燃料だけが減っていく消耗飛行になってしまいます。
3.到着予定時刻の算出=ペースを掴む
目標があっても、いつまでに、どれくらいのペースで進めばいいのか分からなければ、焦りや不安が生まれます。飛行計画では、「この地点には何分後に到達するか」と具体的に見積もります。
人生も、“いつか”ではなく“いつごろ”を意識することが大切。
「半年後にこれくらいになっていたい」「1年後にこの技術を身につけたい」……それくらいの感覚で自分なりのETA(到着予定時刻)を考えることで、進んでいる実感が生まれます。
4.まとめ:迷っているときは、航法に戻ろう
今の自分が見えないとき、やる気が出ないとき、どこへ向かえばいいか分からないとき。
人生の飛行に迷ったときは、まず航法の基本に戻ってみましょう。
- 今、自分はどこにいるのか(機位)
- どこへ向かいたいのか(針路)
- いつごろ、そこに着きたいのか(到着予定時刻)
航空機と違って、人生の空は無限です。迷っても、空を見上げればまた針路は描けます。燃料が切れても、補給する方法はいくらでもあります。
だからこそ、今飛べていなくても大丈夫。あなたの空に戻ってこれるように、また飛び立つ準備をしましょう。
(筆者あとがき)
私は元海上自衛隊のパイロットの訓練生で、今は民間企業で働いています。人生の「航法」を物理や航空の視点で見つめ直すことが、私の癒しであり、探究でもあります。もし、あなたも「空を飛べていない」と感じていたら、いつでもまた一緒に飛び立ちましょう。